成長株長期投資<第114回>長期投資と同業他社比較

はっしゃんです。

「成長株長期投資」のエントリーは、
成長株への長期投資の状況をリアルタイムで
お伝えすることを目的としています。

銘柄名は非公開となりますが、
割安成長株のS社を投資の好機と判断し、
集中投資で大きな値上がり益を狙っていきます。

このエントリーは投資結果が順調なら、
ずっと続いていくと思いますが、
投資の前提条件が変れば打ち切りとします。

皆さん、応援よろしくお願いします。

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■投資成績
 評価額:8938万円
 基準比:+5823万円(+166%)

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1ヶ月ぶりの長期投資企画です。
今週は米中貿易摩擦懸念などから、
全体的に大きく売られました。

S社も直近安値を更新しましたが、
今のところ投資方針に変更はありませんよ。(笑)

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今日は「長期投資と同業他社比較」について。

 他社が真似できないビジネスモデルを有する企業は
オンリーワン企業と呼ばれます。
 競争相手に対して優位にあるオンリーワン企業は、
売上、利益で大幅な伸びを期待できます。

 例えばハイブリッド技術で優位を得たトヨタ自動車は、
世界トップにまで登り詰めました。
 最近では、メルカリがヤフオクやリユース店に対し、
大衆の支持を得て急成長。上場を果たしました。

 トヨタやメルカリ以外にもあらゆる業種・業界で、
小さなオンリーワン、成長企業は存在しています。
 理想的な長期投資の1つが、このような成長企業を
割安な時期に発掘・投資し、大きなリターン狙うものです。

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 オンリーワン企業は数字からも探せます。
キーになる指標は、売上成長率と経常利益率、
そして、理論株価です。
 これらを同業他社との相対比較で見ていきます。

 まず、確認したいのが売上成長率です。
一般に売上規模が少ない企業ほど、市場規模は小さく、
競合も少ないため、成長率が高くなります。
 しかし、企業規模が大きくなるにつれて、
競争も激しくなり、成長率は低下してきます。

 同業他社の中で売上規模と成長率を比べてみて、
突出している企業があれば注目株といえます。

 成長率と時間の関係は表の通りですが、
成長は進行形ですから時系列での比較も重要です。
(5年間も高成長を維持できることは少ない)

growth

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 売上の次に重要になってくるのが経常利益率です。
投資家にとって優れたビジネスモデルとは、
優れた収益モデルでもあるからです。

 将来性のある市場で優位を得ている企業の場合、
市場獲得を優先し、利益より売上を追求するケースも
あるのですが、これには不確実性が伴います。

 はっしゃんは、個人投資家の立場から、
本当に優れたビジネスモデルとは、利益を出しながら、
成長できるモデルだと考えています。

 将来性ある赤字企業への投資は否定しませんが、
利益を出せないモデルに偽物が多いのも事実。
 失敗が許されない個人投資家にとってリスキーである
と考えるべきでしょう。

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 基本的に利益は、売上に比例して拡大するので、
売上規模が大きいほど、利益もまた大きくなります。

 そもそも利益はスケールメリットの影響を受けるので、
上位の企業ほど利益率が高い傾向にあります。
 したがって、中下位グループに利益率が高い企業が
あれば注目に値します。
 さらに売上成長が連動していれば言うことなしです。

 また、利益率が低い企業にもオンリーワン企業は、
存在しています。キーワードは回転率と資本効率です。
 例えば、

 資本50万円のA社が100万円分の商品を
 仕入れ販売し、利益20万円で利益率20%

 同資本50万円のB社が2倍の200万円分の商品を
 仕入れ販売して利益20万円なら利益率10%

B社の利益率はA社の半分ですが、
資本回転率は4倍でA社の2倍になるので、
資本効率では同等になります。

 例のように利益率や回転率には、
同業他社間でも違いがありますから、
 投資家として資本効率の観点から、
収益モデルを比較・分析してみましょう。

 ちなみに、A社とB社の事業価値を理論株価で
計算すると、同価値になります。
 利益率が低くても、資本効率の高い
成長企業が浮かび上がることもあるわけです。
 (自己資本比率が極端に低い場合を除く)

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 最後に、多くのオンリーワン企業は成長企業として、
市場から既に高く評価されています。
 理論株価を計算するなど、時価と将来価値を比較し、
投資判断できる客観的な基準を持つのがベターでしょう。

ありがたいことです。

日付 S社 TOPIX
評価額(万円) 損益額(万円) 基準比 終値 基準比
<第114回>2018/07/06 8938 +5823 +166% 1692 +3%
<第113回>2018/06/01 9655 +6138 +175% 1749 +6%
<第112回>2018/05/11 1億516 +7000 +199% 1794 +9%
<第111回>2018/04/27 1億639 +7122 +203% 1777 +8%
<第110回>2018/04/20 1億500 +6983 +199% 1751 +6%
<第100回>2018/01/19 8536 +5019 +143% 1889 +15%
<第90回>2017/10/20 9889 +6372 +181% 1730 +5%
<第80回>2017/08/11 8318 +4801 +137% 1617 -2%
<第70回>2017/05/26 6650 +3133 +89% 1569 -5%
<第60回>2017/03/17 5072 +1672 +49% 1565 -5%
<第50回>2016/12/30 3958 +1151 +41% 1518 -8%
<第40回>2016/07/29 3101 +294 +11% 1322 -20%
<第30回>2016/03/04 3206 +399 +12% 1375 -17%
<第20回>2015/12/04 3444 +637 +23% 1574 -4%
<第10回>2015/09/25 2979 +172 +6% 1453 -12%
<第1回>2015/07/30 2807 0 0% 1647 0%

基準比は第1,53,66回をベースとした変動率です。(小数点以下は四捨五入)